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システム移行の流れ

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システム移行の流れをつかむ

システム移行に伴って起こるトラブルを解決するには、システム移行の流れをきちんと把握し、1つずつを的確に実行することにあります。

システム移行の流れは大別すると以下のようになります。(括弧内は必要な成果物の例)

移行計画
(移行計画書、移行対象物リスト、移行方式設計書、移行マスター・スケジュール、移行手順書、切り戻し手順書)

移行関連ツールの開発
(移行関連ツールの仕様書とテスト計画書、移行関連ツール、移行関連ツールのテスト報告書)

リハーサル
(リハーサル計画書、リハーサル実施ガイド、結果報告書)

本番
(本番移行実施ガイド、サービス開始基準書、進捗管理表、問題管理表、結果報告書)

となります。

移行関連ツールの開発は、移行本番で使用するだけのツールですので新規構築の場合とさほど変わらないと考えることができます。

問題はその他の「移行計画」「リハーサル」「本番」です。

この3つを見直すことで、トラブルの多くを防ぐことができると考えられているのです。

移行計画

以降計画がトラブルの原因になることは少なくありません。
例えば移行対象の確認が不足したまま移行計画を立てると、仕様が分からない状態で移行を行なわなければならなくなります。
移行体制の計画も綿密に練っておかなければ、必要な工数を急に必要とすることになってしまいます。
これらのトラブルを解決するためには、移行計画の主要成果物といわれる「移行計画書」を高い精度で仕上げておく必要があります。

リハーサル

リハーサルでは移行計画書の正しさや制度を検証します。机上でまとめた移行手順書の内容をリハーサルで検証するのです。
これを行なわないまま本番を実行すると、トラブルが起こる可能性は非常に高くなるでしょう。
リハーサルでチェックすべき要点を抑え、その問題が解決してから本番に臨むのが望ましいと考えられます。

本番

リハーサルを繰り返しても本番で失敗してしまう可能性はゼロではありません。このような場合、状況を素早く正確に把握して対処する力が必要になります。
イレギュラーが起こった場合の対策とスケジュールを考えておくことも、本番を成功させるために大切な下準備となります。

マイグレーションサービスを提供している企業には、新システム構築のためのコンサルティングから現行システムの調査・分析、最適なシステム移行ツールの開発、システムの最適化までを請け負ってくれるものがあります。

株式会社CIJはこういったサービスを提供している企業の良い例です。依頼者のIT資産に最適な変換ツールを開発し、コストと期間を抑えながら返還率の高いマイグレーションを実現してくれます。


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